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先日、お客様からこんな質問を頂きました。
ちょうど少し前に、私自身の旦那さまからも『テレビでルテインを摂った方がいい!!って言ってたから買ってきた(*^^)v』
と自慢げに報告されたばかりでしたので、きっと同じことを思っていらっしゃるお客様が多いのでは・・・と思い、今回のテーマはルテインについてです!
①ルテインって何?
ルテインはカロテノイドの一種で、動植物に広く存在する黄色または赤色の天然色素です。
実はヒトの身体にも存在し、特に目の黄斑部や水晶体に多いといわれるルテイン。
スマホやパソコン、テレビ、LEDの光などで、私達の目はかなり大きなダメージを受けています。そのダメージを少しでも減らすために重要なのが、「ルテイン」なのです。
ルテインは光から目を守っていますが、年とともにしだいに減り、特に40歳を超えると大きく減っていきます。体内で作ることはできないので、食べて補うしかありません。
ルテインは体内に入ると血液に溶けて全身をめぐり、モノを見る中心である黄斑や、レンズの役割の水晶体にたまりやすい特徴があります。
他にも目にいい成分はありますが、目に集積しやすいのがルテインなのです。
1日の必要摂取量の目安は6mg以上といわれています。
②ルテインが不足するとどうなるの?
ルテインが不足すると、加齢黄斑変性だけでなく、白内障(水晶体が白く濁る病気)や老眼にもなりやすくなります。
ルテインは酸化に対抗する抗酸化物質なので、紫外線による『酸化=老化』を防いでくれます。
また、パソコンやスマートフォンが発するブルーライト(青い光)が目によくないのは以前のブログでもお伝えしましたが、
ルテインは黄色の色素成分なので、目に入ってくる青い光をルテインが吸収してダメージを減らしてくれます。
目は、光によるダメージを消してくれるものがないと焼けてしまい、黄斑が焼けると加齢黄斑変性に、
目のレンズの役割をする水晶体が焼けると白内障になります。
ルテインは、このような光のダメージから目を守ってくれるのです。
ブルーライトのダメージについてはこちら↓
③ルテインはどれくらい何から摂取すればいいの?
ルテインはほとんどの緑黄色野菜に含まれていて、1日あたりの摂取量は、大人も子どもも6~10mgだそうです。
ほうれん草(4.51mg含有/100g中)はルテインが多いと知られていますが、
実は、ほうれん草よりも小松菜(7.59mg/100g)の方がルテインは多く含まれています。
小松菜は一束が約200gとして1食当たり一束使えばルテインを約15mgも摂れるそうですよ!!
ルテインは脂溶性といって油に溶けやすいので、調理する時は油を使ったほうが吸収がよくなります。
その他、
ルッコラ(5.78mg/100g)
青梗菜(5.46mg/100g)
カボチャ(1.5mg/100g)
ニンジン(0.24mg/100g)
などにも含まれます。
*パプリカには要注意!!
赤いパプリカにはルテインが含まれていません。ルテインを摂りたいならオレンジのパプリカを選んでくださいね(^_-)-☆
ルテインを定期的にとっていると、体にしだいに蓄積されていき「定量状態」といってこれ以上どんなに食べても増えない状態になるそうで、それが6〜10mgです。
「定量状態」には毎日食べて2週間ぐらいたつとそれに近くになるそうです。
その後は毎日でなく、2~3日に1回食べていれば問題ありません。体に蓄積されるので、多少食べる間隔が空いても、いきなり減ることはありません。
ですから、先日のお客様のご質問のように
『ルテインのサプリメントは摂った方がいいの?』
にお答えすると、食事で緑黄色野菜が摂れていない場合はサプリで補った方がいいと思います。
野菜から摂取できる栄養素の量は採れる産地や季節、調理法にもよります。
出来るだけ旬のお野菜を摂ることをおススメ致します(*^-^*)